平成17年1月

   チョー安心の阿弥陀さま

    昨年、平成16年の流行語はアテネオリンピック水泳で金メダルをとり大活躍した日本人選手
     の一人 北島選手の言葉「チョー気持ちいい」でした。「チョー」という言葉は、北島選手が
     言う前から若者の間で例えば「チョーかわいい」とか「チョーきれい」などのようによく使わ
     れています。「チョー」は、漢字で書くと「超」です。私たちの「はかり」を超えていること
    なのです。同様に阿弥陀さまは、インドの言葉「アミタ」の音写で「ア」とは打ち消しの意味
     で「無」と訳され、「ミタ」は、「量(はか)る」という意味ですから、量ることができない、
     すなわち「無量」ということになります。ですから、阿弥陀さまは、私たちの「はかり」を超
    えている はかりなき、かぎりなき仏さまなのです。何がはかりなく かぎりない仏さまなの
    かと言いますと、
※浄土三部経の「仏説阿弥陀経」の中に

  《かの仏の光明は無量にして、十方の国を照らすに障碍(しょうげ)するところなし。この故に号
   して阿弥陀と為す。また舎利弗、かの仏の寿命(じゅみょう)および その人民も無量無辺
   
※阿僧祇劫(むりょうむへんあそうぎこう)なり。ゆゑに阿弥陀と名づく。》
   

   と書かれていますように 光明無量は、どこでも照してくださる、寿命無量は、いつでも照して
   くださること。ですから阿弥陀さまは、いつでも どこでもいらっしゃって この私を照して下
   さるチョー(大)安心の阿弥陀さまなのです。チョー安心の阿弥陀さまに おかげさまでした、
   ありがとうございますと報恩感謝の お念仏を称えつつ、朋に今年も 日暮をさせていただきま
   しょう。(平成17年1月教證寺寺報巻頭法話より)

   ※浄土三部経・・・浄土真宗の根本聖典で仏説無量寿経(大経)仏説観無量寿経(観経)と
            仏説阿弥陀経(小経)「浄土真宗に親しむ」コーナーの
3、浄土真宗の根本聖典
              
を参照して下さい。

   ※阿僧祇劫・・・数えきれないぐらいの大きな数の単位

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