平成１３年7月
「私の中に住みつく煩悩伏魔殿」
小泉首相内閣が発足してから数ヶ月が経ち、今も国民の高い支持率が続いています。
私もテレビで予算委員会等の小泉首相、田中大臣などの答弁を聞きました。特に田中
真紀子大臣は、機密費問題で他の議員から指摘されている外務省を「伏魔殿（ふくま
でん）のいるところだ」と言われました。
辞書には、 伏魔殿は「悪魔のひそむところ、悪人が集まっているところ、陰謀などが
たえずたくまれているところ」と載っています。外務省の機密費でなくても私たちの
周りにも生命をも脅かしかねないお金にからむ事件が起きています。
まさにお金は使い方を誤ると《おっかねー(>_<)》ことです。人のふりみて我がふりな
おせの様にこの《私》自身をかえりみると 外務省どころかおそろしい《煩悩ぼんのう》
の伏魔殿でとどまらず、きえず、たえずにむしろあふれていることに気づかされます。
その煩悩の伏魔殿をかかえた私を放っておくわけにはいかないとの阿弥陀さまの御本願
が、大悲（だいひ）のお心で今ここで私にはたらいて下さっていることに御恩報謝のお
念仏をただただ申すばかりです。